過去分詞の学習指導について

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過去分詞の学習はどこで出てくるのか?

中学生は英語で現在完了または受動態を習うと同時にまとまった量の過去分詞の暗記をさせられることになる。

どの学校でもそうだと思うが、不規則動詞の活用表を渡されて、それを全部覚えさせられる。

そして日をおいて不規則動詞の活用のテストがある。

合格基準は学校・先生によって様々ではあろうが、我々はこのテストは100%できなければならないと考えている。

たとえ一問間違えても再テスト必須にしなければならないくらい、重要な暗記事項だと考えている。

NEW TREASURE では、Stage 2 のLesson 6 で現在完了を習います

例えば洛星中学2年生がちょうど今NEW TREASUREのLesson 6の学習に入っている。Lesson 6で習う文法事項は現在完了で、現在完了の三つの用法(継続、経験、完了・結果)の学習と並行して、先日不規則動詞の活用表が配られた。

NEW TREASURE に載っている不規則動詞の数は90くらいだが、そのすべてについて、三週に分けてテストを行う予定だと聞いている。

学校の合格基準がどれほどになるのかはわからないが、Vキャンパス在籍生には学校で行われるテストの日程に合わせて、テスト範囲のプレテストを何度も何度も行わせることにしている。

今日通塾した生徒たちにまず第一弾のテストを実施したが、現在の正解率は平均して50%あるかないか。

それを、学校で行われる不規則動詞の活用のテスト、さらには後期中間テストまでに完全に覚えさせる必要がある。

テストプリントは一人に何枚も渡して、自宅学習でのあるいは通塾時の課題とした。

満点が取れるようになったら、今度は順番を入れ替えても満点が取れるようにしてテストを繰り返す。

こうやってテストを繰り返して、どの生徒も不規則動詞の活用が完璧になるようにもっていく。

手を抜かせるわけにはいきません

ここで我々が気を付けなければならないことは、ずぼらをする生徒が毎年必ずいることだ。

不規則動詞の活用の型には、A-A-A型、A-B-A型、 A-B-B型、A-B-C型がある。

A-B-B型の例を挙げれば、buyの活用。

buy-bought-bought と活用するから、原形-過去形-過去分詞のうち、過去形と過去分詞が同じ形になるわけだ。

楽をしようとする生徒は、「過去形と過去分詞が同じ形なので、過去分詞の欄は空けておきました。」と言って、平気な顔をしている。

当然、「 原形-過去形-過去分詞 を全部書け。」と指示して再度テストを行わせる。

不満そうな顔をしていてもここで容赦するわけにはいかない。

頭の中で バイ・ボート・ボート と言わせながら、間違いなくスペルが書けるようにしなければならないのだから、過去分詞の bought を「過去形と同じだから書きませんでした」と言って許すわけにはいかないのだ。

発音もチェックしてあげましょう

さらにVキャンパスでは、一人一人の生徒に すべての不規則動詞について 原形-過去形-過去分詞 の発音をさせるようにしている。

例えば take であるなら、テイク・トゥック・テイクン がすらすらと言えるようにしておかなければならない。

これがすべての不規則動詞について澱みなく言えるように、条件反射になるまで、訓練をする必要がある。

どの学校でもどの塾でも、不規則動詞のスペルチェックはテストで行えるだろうが、Vキャンパスの英語指導は常に英語の発音もチェックするので、スペルを覚えて発音を覚えていない、という現象はこのチェックを行えば起こりえない。

中学英語で習う文法事項で手を抜いていい単元などあろうはずもないが、特に不規則動詞の活用については、今後のさらなる学習の前提となる最重要事項として、これくらい徹底して指導しておく必要があると考えている。

ペーパーテストや発音のチェックを一人一人に繰り返すので、毎年しんどい作業を強いられるが、 洛星の後期中間まで三週間弱、なんとか全員を目標レベルまで引き上げなければならない。

と、この文章を書きながら気を引き締めている。笑