BEさん(2023年 東京大学 理科二類 合格 堀川高校卒)

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わたしが「Vキャンパス」に入ったのは高校二年生の春でした。わたしは特に英語が苦手だったのですが、英文の音読和訳指導を通じて英語を学ぶことで、高校卒業までには東大入試でも点を取れる得意科目となっていました。ただ文法書などで読むだけでなく、英文を実際に声に出して読み、直訳していく、という体験を通じて自分の中に知識を落としこむことは、英語を学ぶ上でとても大切なことだったと思います。「Vキャンパス」の指導方針はとても有意義なものだったと、今になってすごく感じています。

浪人することが決まり、今度はずっと苦手だった数学を「Vキャンパス」で鍛えてもらうことになりました。一年生の教科書を読むところから始め、受験終盤には志望校の過去問を解き、理解するところまで、一年間ずっと大西貴之先生にお世話になりました。最後には得意科目とはいかないまでも、足を引っ張ることがないところまで持っていくことができました。

「Vキャンパス」に通い始めてから、いかに自分が基礎を疎かにしていたかに気づきました。受験勉強において何よりも大切なのは基礎を固めることであり、それを徹底していただけたのは本当に良かったと思います。また、わからない場所を先生方に一つずつ直接聞ける、ということも「Vキャンパス」に通っていて良かったと思うところでした。
「Vキャンパス」なしでは、東大合格は決して掴めなかったと思います。三年間、本当にありがとうございました。

[追記]

得点開示を見てみたらそこそこ余裕の点数で受かっていていました。(笑) 頑張って本当に良かったと思いました。改めて三年間ありがとうございました!

BEさん(2023年 東京大学 理科二類 合格 堀川高校卒)のお母さん

娘が育星舎「Vキャンパス」にお世話になったのは、 高校2年生の夏からでした。進学に備えて、英語の力をつけたいと塾を探しておりましたところ、東大に現役合格した長男の友人が毎日通い、親身にご指導いただいたと聞き及び、入塾を決めました。以来、大西先生にご指導いただきながら、東大を目指して勉強しましたが、残念ながら現役合格はなりませんでした。

浪人生活に入るに際して、朝から勉強したいという本人の強い希望により、予備校に入ることにしましたが、やはり英語に不安があるとのことで、引き続き「Vキャンパス」にお世話になりたいとご相談にあがりました。すると、林部先生、大西先生から、英語はともかく、何より、数学の基礎力を付ける必要があるとのご教示をいただきました。娘の学力をよく理解してくださっていることを知り、何かほっとしたことを覚えております。

夫にも相談の上、先生方のご助言に従い、数学を中心に、その他の科目についても適宜教えていただくことになりました。当初は週に2回、受験が近づきました頃には、本人が1回増やしたいと申しました。その時は、回数を増やせば実力アップがはかれると本人が感じているからだ、と思ったことでした。

お陰様で東大理Ⅱに合格が決まりました折には、娘は、大西先生が過去問を一緒に解いてくださったことが何よりよかった、と申しておりました。数学が不得意な娘にとって、おそらく東大の数学は取り付く島のない問題ばかりだったのだろうと思いますが、一緒に解いていただくことで、どこに着目したらいいのかを体感できたのだろうと思います。最後まで数学は不得意なままでしたが、予想を上回る得点となりましたのは、大西先生のご指導の賜物と感謝しております。

足かけ3年にわたり、娘の学力に合わせて、親身にご指導いただきましたこと、心より御礼申します。

BEさんの合格に寄せて(担当講師の大西貴之より)

改めて合格おめでとう。「Vキャンパス」での約3年間、よく頑張りました。
最終的な得点は、作戦通りの展開となり結果的には十分余裕をもっての合格となりましたね。

1年目の挑戦、数学では簡単か難しいかの区別もつかぬまま6問とも闇雲に答案を書いたらどれもこれもほとんど点がもらえない、という有様でした。2年目はその失敗から、「6問中2問は思い切って白紙で出そう、残りの4問に時間を使って点数を確保しよう」という作戦で臨み、見事に目標の点数を取ってくれました。むしろ合格者の中でも周りに引けを取らない点数じゃないでしょうか。実は、入試直後に「数学が難しかった」と言っているのを聞き、逆に安心していたのです。難しい問題を正しく難しいと判断して見切りをつけることができた、それだけ数学の力がついていたと分かったからです。

数学でこのような作戦が取れたのも英語・理科で高得点が取れることが分かっていたからでした。特に英語の力は1年目の入試のときには既に高水準に達していたのです。しかし、決して英語も最初から出来ていたわけではありません。

「Vキャンパス」に初めて来たのは高校2年生の夏前、英語をどうにかしないといけないということでの来塾だったと思います。英語の教科書を音読させてみると、まず単語が読めない・読めてもアクセントが間違いだらけ、という状態でしたし、和文英訳をすれば三単現のsは抜ける・中学英語の単語も綴りがおかしい、という状態でした。

まず初めにひたすら単語帳をやり込んで、定番の総合英語の参考書で文法を整理し理解していく作業の繰り返しの日々が続きます。しかも全てにおいて、英単語・英文を声に出して読んで訳すということをしながら。ここまで徹底して英語を基本から、しかも音から勉強するのは学校や大手予備校の授業にはないのではないでしょうか。

高校3年生の夏からはひたすら過去問を読んでいき、共通テスト後には英作文を毎日書いて手直しをするというのを繰り返しました。気が付けば1年目の挑戦では、英語だけ見れば十分合格していてもおかしくない点数が取れたというわけです。

浪人することが決まって数学を初めからやり直すということになり、教科書を一緒に読み進めて練習問題を解く、というところから始まりました。夏ごろまでずっとFocus GoldのⅠA、ⅡB、Ⅲの3冊をひたすら解き進めるという日々が続いたのですが、逆に言えば、「Vキャンパス」では基本的にそれら以外の教材には触れませんでした。定義に戻って考える・公式を1つ1つ理解するというような基礎の徹底があったからこそ、共通テスト後の最後の最後まで数学の力が伸びたのでしょう。

また数学だけ「Vキャンパス」で勉強して他の教科は本人任せ、というのではなく、浪人した後も、英語や理科についても誤った道へ進まないよう勉強の方針について常に話し合っていました。単語帳・総合英語の勉強や和文英訳の練習は続けていましたし、化学の浸透圧の問題が分からないときは他のことを置いてでも、時間がかかっても説明したこともあります。

理科に関しては、たいていの学校で配られるリードαを現役生のときから相当やり込んでいました。浪人してからも、参考書等で何か調べることはあっても、受験生によくありがちな市販の問題集に何冊も手を出して迷走するようなことはしませんでした。それでいて東大模試の生物ではかなり上位の成績をとったこともありましたね。
結局、過去に「Vキャンパス」から東京大学に受かった生徒達同様、大学入試に受かるということから言えば基礎の徹底という王道の勉強が一番の近道であるということを再度証明してくれました。

これからの大学生活でも、地に足のついた質の高い勉強・研究を続けていって欲しいと思います。