定期テスト数学(代数)が30点台から入塾2週間で90点台になったお話

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【お母さまからのコメント】

Vキャンパスへの入塾は、期末テストの二週間前というタイミングでした。期末テストまでの期間が短すぎますので、失礼ながら正直そんなに期待していなかったというか、今回は成績は上がらないだろう、むしろ環境を変えてみたい、という気持ちでの入塾でした。

この何か月かの息子の様子ですが、学校の数学の授業がわからない、塾でも学校とは別のテキストを渡されて課題がどんどん多くなっていく。結果、精神的に追い込まれているように見えました。

Vキャンパスでは、基本事項を理解させ、学校の教材を何周もしていただいたそうです。テスト後、息子が「反復って大事やなぁ。基本がすらすら解けると応用問題も考えれば解けるし、楽しいわ。」と話してくれました。

テストの得点がいきなり90点台まで大幅に伸びたことはもちろん嬉しいのですが、勉強が楽しくなり以前の自信を取り戻してくれたことに対して大いに感謝しております。

【入塾の経緯】

東山中学2年のAくんがVキャンパスに入塾してきたのは6月下旬。数学(特に代数)の成績がじり貧だから、という理由だった。聞けば、中1の最初から近所の個別指導塾に通って見てもらっていると言う。
前回の定期テスト、代数は30点台だったそうだ。それも次第に成績が下がってきたそうで、自分の得点はクラス平均には全く達しない。本人もそれなりに努力したし、それまで通っていた塾では熱心に教えてもらったそうだが、結果が全く出ないことに焦りを感じ、「他の塾を探してほしい」と、本人からお母様に頼んだそうだ。
お母様との面談で個別指導の塾もピンキリだということを説明し、Vキャンパスは1対1で当たり前の知識を教え、問題演習をさせ、定期テストで点数を取ってもらう場所だ、とお伝えした。体験指導で気に入ってもらえたようで、入会後は7月の期末テストに向け連日通塾してもらうことにした。

【入塾してからの指導】

通塾開始後、Vキャンパスではどの生徒に対しても行なっている、当り前の指導を行なった。学校配布の教材を使って1対1の個人指導を1時間、その後は自習で問題演習をしてもらうというような指導だ。
代数のテストの前日、全範囲の復習はあらかた終わっていたので、「Aくん、今日は試験範囲全部を俺の目の前で解いてくれ。〇つけも俺がするからな。」とAくんに告げ、試験範囲の問題を5時間ほどかけて全て解いてもらった。解き終わった後は〇つけ。間違った問題は全て洗い出して、理解が間違っていたのか、計算ミスが原因なのか、など逐一チェックして指導終了。「もう帰っていいですか。」と言いながら、彼はフラフラになって帰っていった。

【テスト結果】

後日、お母様からの電話で結果を知った。クラス平均は78点、本人の成績はなんと92点!「今回はクラス平均くらいは取れるだろう」と前日値踏みはしてはいたが、予想以上の高得点だった。前回の代数の得点が36点だったのだから、なんと56点のジャンプアップだ。〈→★成績アップ例 2020-2023
テスト期間、かなりの負荷をかけたと思ってはいたが、本人は帰宅後、「指導がわかりやすかった」「今日はこれだけの問題を解いてきた」と、涼しい顔をしていたらしい。

【「本物の塾」とは】

さて、通う塾を変えた結果、わずか二週間で成績が劇的に変わってしまった。
これをどう考えるか、ということだが、まず、Vキャンパスの指導方針が間違っていないことはわかってもらえるだろう。
と言って、特別なことをしているわけでは決してない。個人指導で基礎的事項を理解させ、問題演習を繰り返す、ただそれだけのことなのだ。

こんなことは我々Vキャンパスの専任講師陣にとっては当たり前のことではあるが、たったそれだけで結果が出るとはなかなか信じてもらえない。

多くの学習塾は「5点アップ」「10点アップ」「20点アップ」などを前面に押し出して教務力をアピールしているが、それは私からしたら逆効果だ。なぜなら、その塾はせいぜい20点しか成績をアップさせられない塾であるからだ。

Vキャンパスのように、底辺からトップ層まで一気に駆け上がるような指導ができなければ、本物の学習塾とは言えないのではないだろうか?

もちろん、どの生徒の成績もこれくらい上げられるか、と言われればそうはいかない。本人のまじめな努力、それと本人のポテンシャルが絶対に必要であるのは言うまでもない。それに、塾と生徒との相性というのもたしかにあるだろう。

10年近く前、合格体験記に「Vキャンパスは『本物の塾』だ」と書いていただいたことがある。以来、「本物の塾とは何か?」「どうやったら本物の塾になれるか?」ということを考え続けている。

この学習塾乱立のご時世、本物の学習塾は極めて少ない。Vキャンパスが本物か?と問われると「うちは本物です」と、胸を張って言える段階にはまだないのが本音だが、他の学習塾や予備校や家庭教師派遣業者に比べれば「本物に近い」ということは言えると思う。

それはVキャンパスの合格体験記や受講体験記・成績アップ事例を読んでもらえればわかっていただけるだろう。

「塾なんてどこでも同じ。どこか適当に近場の塾に通わせておけ。」
こう考える保護者の方々もまだ多いようだ。
しかし、それは大間違いである、と断言しておこう。

塾は定食屋とは違う。
「この定食屋、まずいし高いな。もう行かんとこ。」
はできるかもしれないが、塾は一度通い始めたら数か月あるいは数年、決して安くはない月謝を払って通う必要がある場所だ。

また塾は比較のしにくい業態だ。こっちの塾とあっちの塾とどっちが実力があるのかがわかりにくい。比較しようとすれば面談に行ったり体験指導を受けまくったりする必要があるが、そこまでして 塾を決めたという話もあまり聞かない。

しかし塾は、あなたのお子さんの未来を変える可能性がある。だからこそ、塾選びには慎重にも慎重を期していただきたい。

この20年、Vキャンパスに通っていなかったらこの大学には受かっていないだろう、という生徒を多く指導してきた。
彼らの人生に少なからず関わってきた。
考えるだに恐ろしい。

今回のA君の事例、A君はうちの指導で「わかった!簡単やん!」と思った瞬間があったはずだ。あとは問題演習を繰り返しすべての問題を理解を前提にして解きながら慣れていく。そうやって次の章、また次の章と、試験範囲全般をつぶしていってあげる。
最後に総仕上げをして試験本番に臨む。そして、結果を出した。

A君は今回のテストを通して、「自分は勉強ができる」と思えたことだろう。そうやって自信をつけさせてあげる。本人も周囲の大人の誰も気づいていない、その生徒の可能性を引き出してあげる。 これが学習指導の醍醐味なのではないか。

過去、Vキャンパスから難関大をはじめ第一志望に多くの生徒が巣立っていった。正直、「さすがにこの生徒は京大に受からないだろう」と確信していた生徒も中にはいた。それが、うちの指導でめきめきと学力を上げ、すんなりと京大に合格したりしている。

そんな経験を通して、私は生徒の学力の上限を勝手に設定しないようになった。可能性は無限にある。私たちはそれを引き出すお手伝いをしているにすぎない。ただし、だれにでもそれを引き出す能力があるわけではない。

だから私たちは日々勉強し経験を重ね、さらなる高みの学習指導、本物の塾を目指している。
生徒の可能性をどうやって引き出すか、日々考え続けている。