Tくん (2015年 東京大学 理科II類 合格 洛星高校卒)

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勉強において、最初の一歩を踏み出すことは難しい。Vキャンパスは僕の背中を押し、その一歩目を踏み出させてくれました。というより、気付いたら踏み出していました。

中学1,2年の頃はろくに勉強もせず、成績も悪く、友人に馬鹿にされていました。そんな僕の転機は中学3年の前期末考査でした。成績、特に英語の成績が、学年で上位になったのです。英語Aに関してはクラス1位でした。友人、学校の先生、親、そして誰より僕自身が驚きました。なぜ急に英語が得意になったのか。答えは「音読」でした。

Vキャンパスでは英語の音読をよくしていました。今思うと、音読は苦手な英語を、得意にする、最良の方法のような気がします。英語が苦手なうちは文法とか構文とか言われても分からなくなる一方で、楽しくありません。でも暗唱できるくらい音読をしていると、その文章が自分のものになっていき、英語に対する「違和感」が無くなる。英語が楽しくなるのです。

こうして「最初の一歩」を踏み出したのですが、考査の範囲だけを勉強した付け焼刃の学力では応用が利きません。真の学力をつけるにはまだまだ努力が足りませんでした。

しかし急に成績が上がったとき、僕はとてつもなく気分が良かった。またこの気分を味わいたかった。そして人間得意なことは好きになるもので、僕は勉強が好きになっていました。そうなるともうこっちのもので、成績はますます上がっていき、高校入学の頃には「僕=賢い」となっていました。

成績が上がってからも、Vキャンパスを、週1回と考査前1週間の、自習と個人指導に利用しました。また同じ学校の友人がいることも勉強の励みになりました。僕はガリ勉タイプではないので、食事や休憩の時間は十分にとり、友人と談笑する。息抜きがあるからこそ、勉強も続けられたのです。

自論ですが「学力=才能×勉強時間×質」です。僕は質を重視して勉強しました。短い時間でも集中してやれば、十分力はつきます。大切なのは、自分の「才能」と現段階での学力を研究し、何が必要なのか見極めることです。また、成績が上がると自信もつき、文化祭や留学プログラムなどにも主体的に取り組むことができ、より学校生活を楽しめました。親や先生に何と言われようと結局は自分の人生です。卒業するときに「ああしとけばよかったな」と思うことの無いよう、全力で生きてください。

最後になりましたが、Vキャンパスのおかげで勉学を含め、高校生活を悔い無く終えることができました。本当にありがとうございました。

Tくん (2015年 東京大学 理科II類 合格 洛星高校卒)のお母さん

せっかく入江塾のおかげで洛星中学に合格できたと言うのに、入学前に出された課題からして全くヤル気なし!「どうしたんだ?こいつは…」そして、そのまま初めての中間考査を迎え、結果は(;一_一) 林部先生にご相談して「Vキャンパスを勉強部屋代わりに使ってください」と、中学入試以来、早々の育星舎への出戻りになりました。

しかし、このあともヤル気スイッチの存在すら疑わしい状態で、たびたび「塾に行きたくない病」まで発症する息子を林部先生はいつも長い目で見守ってくださいました。実は毎月送られてきた『講師からのひと言』を中1の頃のものから手元に保存しています。不安になったときに振り返って、ここまで成長したじゃないかと自分を慰めたこともありました。今回これをひとつひとつ読み返せば林部先生との文通のようで、そのときどきに息子を否定することなくアドバイスしてくださったことが思い出され、感謝の想いで涙が出てきました。先生は息子の指導者であり、同時に私のカウンセラーだったのです。

卒業に際し、洛星のある先生から「本当に大人になって驚いている。教育の新たな可能性を教えてくれた」とのメッセージを頂戴しましたf(^_^;)。本人の努力はもちろんですが、そのきっかけを与え、導いてくださったのは間違いなくVキャンパスであり、林部先生でした。Vキャンパスは、やらなきゃいけないことは分かってるけれど、それができない。そんな子どもを導くところから始めて個々の性格に合わせた指導をしてくださる、柔軟で温かい塾だったと思います。

息子は洛星での学園生活をこころから満喫しました。そして、「東大で学ぶ」夢を叶えました。入江塾、Vキャンパスと連携した、育星舎のご指導のおかげだと感謝の気持ちでいっぱいです。育星舎の先生方、こころより御礼申し上げます。ありがとうございました。