Uくん (2015年 徳島大学 医学部医学科 合格 洛南高校卒)

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高校では文系だった僕は、浪人するなら京大法学部を受けようと思っていました。が、自分が将来やりたいことをかなり悩み真剣に考えた結果、困難ではあるものの、理転して国公立の医学部を目指そうと決心しました。

初めは数学IIIと理科を新たに勉強する不安はありましたが、基礎からきちんと指導していただき、知識がほとんどなかった分、逆に素直に頭に入りました。英語は、まず単語を覚え、次に文法を勉強し、そして長文に取り組みました。音読指導のおかげで、単語の発音とアクセントも一気に覚えられ、また、合格するまで何度も単語テストを受けたので、頭に定着して忘れなくなりました。単語量が増えれば文法も理解しやすくなって、それが長文読解につながりました。

数学は、青チャートのIA・IIB・IIIを毎日まんべんなく解いて3周しました。解法を覚えるまで繰り返すことがセンターや2次でかなり活きたと思います。

理科は、同じテキストを3回解いてから別のテキストを使うようにしました。数学と違って覚えることが多かったですが、基礎となる知識がしっかり頭に入っていれば、応用問題にも対応できるということを実感しました。

昨年の京都府立医大は、数学の問題1つの差で不合格となり、かなりのショックでした。翌年から新課程に移行するため、センターの数学と理科は、大手予備校の実戦問題集を複数冊解きました。

二次試験に関しては、記述摸試でもそれなりの結果が出る努力をしてきたつもりであり、センター試験の得点もボーダーラインよりも高かったので、普通に二次試験に臨めば十分合格できると確信していました。しかし、予想以上に受験者が殺到し、足切りが実施されるなど、激戦の年になってしまいました。

前期試験当日は十分な手応えを得られたものの、不安を抱きつつ、後期試験の小論文の勉強に取り掛かりました。合格発表前の一週間は精神的に一番追い込まれました。もう一年浪人することが頭をよぎり…。

合格発表で自分の番号を見つけた時は、ものすごい脱力感に襲われました。林部先生も同じように力が抜けたとか。佐藤先生は涙を流して喜んでくださいました。

これまでのことは決して無駄ではなく、全部今につながっているように感じています。おかげで忍耐力や精神力も鍛えられたと思っていますし、今後の人生に必ず活きてくるはずです。また、Vキャンパスに通うことが嫌になったことはたぶん一度もなかったと思います。それは、周りの先生方が親身に一生懸命サポートしてくださり、明確な目標と意志が持てる環境だったからです。本当にありがとうございました。

Uくん (2015年 徳島大学 医学部医学科 合格 洛南高校卒)のお母さん

主人も私も裕福でない家庭に育ちましたので、職業を見据えて大学を選びました。本人にも、「将来の目的なく、有名大学ならどこでも、どの学部でもよいという安易な考えで大学には行くな」と言い続けていました。本人も随分悩んだと思います。

ようやく、将来へのスタートラインに立つことができました。先生方が全力で支えて下さったおかげです。親身な先生方の思いを本人もしっかり感じとっていたようで、途中であきらめず、強い気持ちで乗りこえられました。

育星舎で培った学習姿勢を今後につなげて、社会に貢献できる医師になるよう努力していってほしいと願います。