BBさん(2023年 滋賀医科大学 医学部 医学科 合格 西京高校卒)

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私は「Vキャンパス」には中学準備講座から7年間お世話になりました。幼い頃から医者になることが夢でしたが、中学入学後周りのレベルについていけず、勉強に見切りをつけ部活動で水泳に打ち込む日々を送りました。今振り返ると、当時は週一回の通塾だったので、授業についていけないのは当然だったと思います。
中学3年の冬に内部進学生全員で受験した西京高校の入試は壊滅的で、外部進学生の合格点には遠く及ばない成績を残し、高一の定期テストでは数学で学年最低点を叩きだし、11月頃に週一だった通塾をフリーパスに変えました。
すると徐々に成績が上がり、高二の夏に志望を医学部に決めました。その頃まだ平均点にも届かない成績でしたが、林部先生に「絶対いける」と背中を押していただき、とても心強かったです。

私は授業を聞いて理解することが苦手だったので、この塾で基礎から手取り足取り教えていただきました。浪人することが決まったとき、大手の予備校に通うことも考えましたが、集団授業についていける自信がなかったので、Vキャンパスでもう1年頑張ることを決めました。
そのときから林部先生は私の苦手教科である化学の指導ができるように勉強を始めてくださり(食事中にも化学の教科書を開いている姿を見て心が痛むこともありました笑)、秋頃まで全ての範囲を一通り教えて頂きました。そのおかげで二次試験では得点源になりました。この1年で使った参考書は、物化はリードα、数学は青チャートと、一種類だけでしたが、それらを完璧に理解することで発展問題にも十分に対処できる力がついたと思います。英語はもともと洋楽を聴いたり動画を観たりするのが好きだったので得意な方でしたが、足りていなかった単語力・文法力を、佐藤先生にシス単とデュアルスコープを使って指導していただき、共通テストでは安定して95%以上とれるようになり、絶対的な自信をつけることができました。共通テストを満足のいく形で終え二次試験の勉強を始めたとき、滋賀医大の独特の問題形式に苦戦しましたが、分からないところもすぐに質問して教えて頂けたので、解けるようになりました。また、数学の先生は限られた時間で効率よく指導できるように事前に過去問を解いてきてくださり、本番までに15年分ほど解くことができました。

他の予備校では絶対に考えられないような手厚いサポートを受け、無事に合格し去年のリベンジを果たすことができました。現役合格には届きませんでしたが、昔の成績と高三の7月末まで部活を続けたことを考えると、これが最短ルートだったと思います。
また、中学受験でお世話になった「入江塾」の先生方にも、入試前日にお守りを渡していただいたり、合格発表後には叫ぶほど喜んでくださって、この人生で育星舎に出会えて本当によかったと思いました。
まだ夢を叶えるスタート台に立てたばかりですが、このご恩を忘れずこれからも励んでいきます。今までお世話になった先生方、本当にありがとうございました。

BBさん(2023年 滋賀医科大学 医学部 医学科 合格 西京高校卒)の親御さん

娘は中学入学時から「Vキャンパス」にお世話になり、もうすぐ7年が経ちます。中学高校の6年間、部活中心の学校生活を送っていたため勉強は常に後回しとなっていました。学校の補強のつもりで週1程度で「Vキャンパス」でお世話になっていましたが、自宅での勉強時間があまりに少なく、成績は下位に甘んじていました。小学校の卒業文集に書いていた医師の夢も、高校進学時には他の医療系学部志望に変わっていました。親として心配しましたが、あまりに学校が楽しそうだったので、こういう人生もありかと思い多くは言いませんでした。

高校の数学テストで学年最下位をとった時、流石にまずいと思ったのか、指導の日数を増やしていただきました。すると徐々に学習意欲も向上し、それに伴って成績も最下位グループから浮上してきました。さらに周りに刺激されたのか、いつの間にか再び自分も医師を目指すようになっていました。しかし、化学や数学など苦手科目はほぼゼロからのスタートで、3年生の夏まで部活を続けながら遅れを取り戻すことは容易ではありませんでした。林部先生をはじめ講師の先生方は、娘が難解な医学部入試問題に対応できるようにするべく土台から組み立てていただきましたが、医学部現役合格には間に合いませんでした。

浪人が決定した直後、娘に某医学部専門予備校への入学を勧めました。しかし、娘はなんとしても「Vキャンパス」で医学部合格を勝ち取りたいと言うので、先生方の熱意を信じお願いすることにしました。浪人後もやはり苦手教科には苦労したようですが、「Vキャンパス」での指導の様子を楽しそうに話す娘を見て、お任せしてよかったと感じました。そしてこの春、念願の滋賀医科大学合格に導いていただきました。先生方の熱意と丁寧なご指導のおかげで、娘は自分の夢に向かって一歩踏み出すことができます。長い間ありがとうございました。

BBさんの合格に寄せて(塾長林部より)

この春、感慨深い合格の報を聞いた。

彼女とは西京高校付属中学入学後から7年間の付き合いだというのもある。それもあるが、一人の生徒の合格のために、これでもかと勉強した、という意味でも思い出に残る合格だ。

高3の夏まで運動部に所属していた彼女が本格的に受験勉強を開始したのは部活引退後。医学科しか受験しないのははっきりしていたから、勉強時間が足りず浪人するのはやむを得ない。

浪人後も「Vキャンパス」に通ってもらうことになった。各浪人生に対しては講師を科目別に配置し、担当生徒の学力に責任を負わせる態勢を取っている。

英語は佐藤勇介、数学は非常勤講師ながら経験豊富な大門先生、物理は私が担当すればよい。ここまではすぐに決まった。問題は、化学をどうするか、だった。

現役時の共通テストの結果を見ても、その時点での化学の学力はゼロに等しい。一年で化学を合格レベルに持っていくには相当手間と時間がかかりそうだ。しかも、失敗は許されない。他の専任講師たちには荷が重すぎる。必然、化学は私が担当しようと考えた。

ただ、ひとつ問題なのは、私が長年化学から遠ざかっている、という点だ。ここ何年もの間、勉強時間のほとんどを数学と物理に費やしてきた。化学の頭はさび付いている。

それでも、私が再度ゼロから化学の勉強をし直して彼女の指導を行なえば、最終的に化学の学力を合格レベルに持っていき、一年で医学科に合格させられる、という自信があった。そこで、私の負担と責任が増えるのは覚悟のうえで、やはり化学は私が担当することにした。

まず、4月から化学基礎・化学の勉強を始めた。私は教科書と参考書を読み、問題集の問題を解き、疑問点はネット等で調べ、そのうえで理解すべき点・暗記すべき点を箇条書きにしておく。

この準備をしておいてから、教科書を読んでもらい、レクチャーし、チェック項目をすべて口頭でチェックし、問題集を解き進めてもらう。私の勉強や作業がしんどいだろうことは予想していたが、実際には事前予想よりも何倍もの時間がかかった。

だが私がゼロから化学の勉強を再開して良かったのは、初学者が難しいと思うところ、暗記しづらいと感じるところが、はっきりと見えることだった。私がつまずいたところ、覚えにくいと感じたところは、彼女も他の受験生も苦手と感じるに決まっている。そういう個所は徹底的に何度も反復し、もう大丈夫というところまで理解と記憶を確認した。

最終的には11月にようやく化学全範囲の指導を終えた。およそ7か月の期間、とにかく化学の勉強に明け暮れたと言ってよい。

二次試験の直後、「今年は問題がすらすらと解けたから、落ちることを考えると逆に不安だ」と話していた。そして合格後、「最終的には二次試験では化学が得点源になった」と話してくれた。
私も責任を果たせてほっとしている。

この一年、浪人生の中で皆勤したのは彼女だけだった。生活と勉強のリズムを作り、コンスタントに努力し続けたことも今回の合格の要因と言ってよい。お母さまからは、「家に帰ってくると全く勉強しない。こんなんで医学科に合格できるのか?」と心配の声も聞いていたが、塾ではずっと勉強していたし学力も順調に伸びていたので「心配要りませんよ」と返していた。

化学で使った教材は原則として教科書とリードアルファ一冊だけ。
センター試験の過去問、共通テスト過去問・予想問題に手をつけだしたのもだいぶ遅かった。
それでも、最終的に合格できるレベルまで持って行けた。
まず基礎力を徹底的につける、という「Vキャンパス」の方針通りだ。

さて、「医師になる」という目標のスタートラインにようやく立つことができた。
今は毎日元気に大学に通っているそうだ。
いずれお世話になるかもしれない。そのときはよろしくお願いします。(笑)

【追記】

化学の勉強をする際、多くの動画をYoutubeで見た。中でも、かないさんという方の動画はほぼすべて視聴した。同じ動画を数回視聴したこともある。また、「使った教材は原則として教科書とリードアルファだけ」と書いたが、実はかないさんのYoutubeチャンネルには動画に即したレジメのアドレスが記載されており、そのレジメを私用と彼女用にプリントして勉強を進めていったことを付け加えておく。このチャンネルには本当にお世話になった。

【付録】

「Vキャンパス」に通うとなぜそんなに学力・成績が伸びるのか?
生徒が疑問に思っている点、あいまいにしている点を一対一でかつ口頭で問答を重ねながらつぶしていくからだ、と思っている。
こんなに手間と暇のかかる指導は学校では決してできない。塾や予備校でしかできないことなのだが、「Vキャンパス」ほどこういう指導を徹底して行なっている塾はほとんどないようだ。
最近は成績の悪い生徒に対して、「お前は『Vキャンパス』に行け」と学校から名指しされるようになってもきた。
学校の先生方にもうちの指導方針が理解され始めているのかもしれない。