AXくん(2022年 大阪大学 工学部 応用理工学科 合格 洛星高校卒)

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私は一浪しながらも第一志望の大阪大学工学部に合格する事が出来ました。ここでは、私が浪人生になることが決まってから合格するまでの1年間について述べたいと思います。

私が入塾したのは中学二年生の時で、成績は200番台まで落ち込み窮地に立たされていました。以降は紆余曲折ありながら、なんとか通塾し学校の成績は上がっていきました。しかし勉強量が圧倒的に少なく、その為苦手な共通テストも散々な結果となり、阪大にチャレンジしましたが、合格点に遠く及ばず浪人が決定しました。ここで予備校に通うことも考えましたが、予備校では他者が気になり、自分のペースを守れず、質問しにくい環境であったことから、Ⅴキャンパスに継続して通塾することに決めました。

4月に通い始めてからは、基礎の勉強を徹底的に行い、苦手をなくすことを基本方針として進めていきました。
英語では、dual scope と鉄壁(単語帳)を佐藤先生と共に一からすべてやり直す。数学・物理・化学では、学校で渡されていた教科書や問題集を大西(貴)先生と一から徹底的にやり直しました。
特に英語に関しては、英文を見ると拒絶反応を起こし、わずか10分勉強するだけで眠くなっていました。それを克服するために、暇さえあれば英単語を覚え、英文を読むなどの地道な努力をし、徐々に英語に親しんでいきました。その成果もあって眠くならなくなり、最終的には英語を楽しく読めるようになりました。
又、模試の成績が芳しくなく自信を失っていても、佐藤先生に常に励まして頂いたので、前を向いて勉強をする事が出来たように思います。

補足となりますが、共通テストの英語では、英語力に加えて「処理能力」も必要となります。私は阪大の英語は比較的好きですが、共通テストの英語は今でも大嫌いです。私は処理速度を上げる事が出来なかったので、全問解くことはできませんでした。しかし、6問中1問を捨てて説く方針に切り替えたことにより、焦りなく解け、安定して点を取れ、本番では8割を取る事が出来ました(現役時4割弱)。私と同じように、周りが高得点を出している中、自分は解けないという状況に焦りやいら立ちが募っている人もいるかもしれません。ですが、一度立ち止まって、何が原因で点数が取れないのかを冷静に分析すべきだと思います。もちろん英語力がなければ、どれだけ処理速度が上がろうと点には結びつきません(国語力がある人は別のお話)。二次の問題は解けるのに共通テストが解けない!という人は、戦略を変えてみるのも一つの方法かもしれません。

この1年で学んだことは、腐らず地道に勉強を続けることが非常に大事だと実感しました。ほかの浪人生に比べ勉強量はかなり少なかったですが、自分に合った勉強方法で落ち着いて勉強できました。その結果、最後に実を結んだのだと思います。また、Ⅴキャンパスではテスト慣れが難しいので、模試は積極的に受けるべきです。その点については林部先生をはじめとした講師陣の方にアドバイスを受け、模試スケジュールを立てました。

最後になりますが、いまこのように体験記を書けているのもⅤキャンパスのお力添えがあってこそでした。居心地の良い勉強場所でよい先生方に出会えたことに感謝します。6年間勉強のべの文字も知らないやつに根気強く教えて頂きありがとうございました。

AXくん(2022年 大阪大学 工学部 応用理工学科 合格 洛星高校卒)の親御さん

中学2年生から1浪生の6年間、お世話になり有難うございました。

洛星中学には合格しましたが、授業についていく以前の問題で、何をして良いのか全く分からない状況でした。校内放送の呼び出しにも全く反応せず、反抗期とも取れる行動を繰り返していたようです。学校の中でも居場所が無い状況になる始末で、試験成績もブービー賞連発!
その時、洛星中学の入学式入り口で配布された塾の資料を取り出し、改めて見直したところ「Vキャンパス」のパンフレット内容が気に入り、早速、林部先生の元、話を伺いに行きました。授業形式ではなく自主性を重視、つまり自分のペースで勉強し、且つ指定時間内にはみっちりと指導を受けるスタイルに魅力を感じ、入塾させることを決意しました。息子の状態は最低の状態であったため、状況改善が少しでも図れればと藁をも掴む思いで託しました。

入塾当初は1時間程度で戻ってくる始末。「何を勉強していいのかわからない」が口癖でした。中学3年時に、「中学3年で半分以上の成績を取らないと、高校に進学できない」と息子は勘違いしたようで、その時から勉強を本格的に始めたそうです。それでも3~4時間続けるのが精一杯の状況でした。その中で、各教科担当の先生、アルバイトの先生方が、常々「親しみやすい雰囲気」を醸し出して頂いたことで、引っ込み思案の息子であっても徐々に先生方に質問が出来るようになっていったようです。それに伴って、通塾時間も徐々に長くなり、勉強の楽しさを実感し、成績も一気に向上していきました。しかし、高校2年~3年はまた低迷期となり、回りの生徒の学習力について行けない状況に陥り、結局1年目の受験は見事に撃沈しました。

この時、「Vキャンパス」か大手予備校か迷いましたが、大手予備校の授業形式では、現状の実力を考えると、結局授業について行けなくなり、1浪をしても同じ状況を生み出すだけと考え、「Vキャンパス」に浪人生として通塾させて頂きました。

次年度に向けて基礎重視は変わらず、先生方と弱点の洗い出しと最弱点の英語を克服することに主眼を置いて学習しました。その甲斐もあり、模試で目標大学A判定を取るようになりましたが、共通テスト型模試の英語では全く出来ず仕舞いでした。しかし、1年間を通して先生から「諦めずにポジティブ」になるような助言を頂いたことで、共通テスト本番では満足いく点数を叩き出せました。二次、私学受験でも過去問から対策を立てて頂き、目標大学に見事合格を果たす事が出来ました。

ゼロ状態の息子を見捨てずに見守り、適切なご指導を頂きまして有難うございます。この「Vキャンパス」に巡り合えたことが、この幸運をもたらしたように感じます。学舎の雰囲気に助けられ、先生方の指導に助けて頂いた6年間でした。